Sunrise at the airport

こもったような機内の空気。狭いレッグルーム。隣の席の人が窓のシェードを上げた時の眩しい光。自分をまたいでいこうとする乗客、ドスンと当たる飲料カートの衝撃。多くの旅行者が、機内で安眠することができずにいます。快適とは言い難い環境の中で、飛行機に乗ること自体が不安な場合は、ますます安眠から遠ざかってしまいます。自分は大丈夫だとしても、周りに誰かしら飛行機恐怖症の人はいるはずです。乱気流に遭遇したときの不安を想像してみてください。汗ばんだ手のひらでアームレストを握る手に力が入る。目を閉じる。心臓がドキドキする。飛行機の中ではなく、どこか違うところにいると妄想してみる。緊張や不安で落ち着かず、眠るどころではありませんよね。

飛行機恐怖症の方の多くが、隣でぐっすり眠っている人をうらやましく思い、同じようにぐっすりと眠りたい思っています。飛行機の中で安眠を得るためには、ちょっとしたコツが必要なのです。35,000フィートの上空で、飛行機恐怖症の方が少しでも安眠できる方法をいくつかご紹介します。

出発時間を考慮したフライトを予約する

安いチケットを手に入れることはもちろん大事ですが、より安眠に適した出発時刻のフライトがあれば、多少高くても購入することをお勧めします。不安だと入眠まで時間がかかりますので、夕方出発して真夜中に乗り換えるようなフライトは避けましょう。空の上でしっかりと眠るためには、ノンストップ便が最適です。

前日の睡眠時間は短めに

フライトの前日は睡眠時間をいつもより数時間短くして見てください。寝不足の状態で座席に落ち着きになる頃には、すでに眠たくなっていることでしょう。

フライト前にエクササイズを

ジョギング、ヨガ、ウェイトリフティング、水泳など、心拍数の上がるような運動をします。適度な運動は緊張を解きほぐすため、飛行機に乗る頃には身体が入眠の態勢に入ります。フライトの前に運動の時間がない場合は、通常の30分前に空港へ行き、搭乗の前にストレッチやヨガのポーズで身体をゆったりと伸ばしてみましょう。ストレッチで身体だけでなく、気持ちもリラックスし、入眠の準備が整ってきます。

座席の位置にも気を配る

飛行機恐怖症でない方でも、眠りたい場合には窓側の席を選ぶべきです。窓際の席なら、うっとうしいサンシェードを自分で調節できます。夜間飛行便の着陸時にサンシェードが上げられたときなどは…最悪です。一瞬目が見えなくなり、頭痛がして、怒りさえ込み上げてくるかもしれません。また、窓際の席なら、誰かが自分をまたぐこともありません。窓際以外の席では、隣の人がトイレへ向かう際にぶつかってつまずいたり、あるいは倒れ込んでくるといったことも起こりうるでしょう。

機内の最後方の列も避けましょう。国際線で夜明けが来ると、トイレに長蛇の列ができ、匂いも気になり始めます。機内の空気はすでによどんでいます。そのうえに、不快な空気の中で、眠りたくはないはずです。

足元こそ暖かく

飛行機に乗る際は必ず暖かい靴下を持参し、眠りにつく前にはいてみてください。できれば素材などにこだわり、上質な物を選んで見てはいかがでしょうか。靴下をはくなんて本当にちょっとしたことですが、体をリラックスさせる効果があります。

機内はリラックスできる服装で

飛行機の中でパジャマを着るなんてあまり気が進まないかもしれませんが、着心地がよく通気性のあるスウェットやジャージ、パジャマパンツなどに着替えることで、身体がリラックスし、入眠の準備が整います。機内へご自身のブランケットを持ち込むのもおすすめです。自分のベッドの快適さを、ちょっとだけ機内に持ち込めるからです。ただし、ブランケットの上からシートベルトを締めることを忘れずに。そうしないと、乱気流の際、ベルト着用確認のために客室乗務員に起こされかねません。

ヘルシーな食事を心がける

空港内では高炭水化物の食事が多く、機内食といえばサランラップに包まれた塩分たっぷりのディナー。しっかり眠るためには、機内持ち込みバッグの中にタンパク質の豊富な食品を入れておき、機内で食べましょう。アーモンドなどのナッツ類などがおすすめです。また、アルコールの助けを借りて眠ろうとする人も多く、ワインを注文したりしますが、実はこれは逆効果です。既に不安なのに、ワインを飲むことでさらに不安が増し、眠りにつくどころではなくなってしまいます。最後に、カフェインは禁物です。フライトの数時間前から飲むのを控えましょう。お水を多めに飲む事を心がけましょう。

 

ノイズキャンセリングヘッドホンを活用する

値段はちょっと高いのですが、それだけの価値があります。エンジン音を遮断し、飲料カートのガチャガチャ鳴る音も聞こえません。またヘッドフォン自体がとても柔らかいので、とても心地よいつけ心地です。クラシック音楽やソフトミュージックを低音量で聞いてみてください。ヘッドセットを付けたまま、知らぬ間に眠りに落ちていることでしょう。

目覚め

機内でもぐっすりと眠れるけれど寝起きが悪いというタイプの人は、着陸の30~45分前に目覚まし時計をセットしましょう。水分補給、トイレの使用、着陸時に目的地の景色を楽しむなどの時間を作ることができます。ギリギリに起きて飛行機から飛び出さなくてはならないようでは、頭も回らず、慌ただしいうえに、不安が増してしまいます。飛行機の車輪が滑走路に着地するまでぐっすりと眠っていられるのなら、それは間違いなく、機内での眠りに成功したということですね。

 

次のフライトで、皆様が快適な眠りにつけますように

飛行中の機内でぐっすりと眠ることができる方(離陸前から眠れる方も)たくさんいらっしゃいます。ですが、飛行機が不安な方は、ほんのひとときでも安眠したいと悪戦苦闘されるものです。ここでご紹介した安眠のヒントを、皆様の次のフライトのお役に立てばと思っています。また、今後も新しいヒントをリストに加えていきたいと思っていますので、フライトの不安を解消して、安眠を促すとっておきの方法がありましたら、ぜひお教えください。

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